OUR NEW ESCAPE, TOKYO MIDTOWN HIBIYA
この夏、STATE OF ESCAPEの世界初となる直営店が、東京ミッドタウン日比谷に誕生しました。記念すべきグランドオープンを目前に、デザイナーのブリジット・マガウアンとCEOのデズリー・メイドメントが来日。日比谷店への想い、そして、親友でもある二人のバックグラウンドについて話を聞きました。
デザイナーのブリジット・マガウアン(右)とCEOのデズリー・メイドメント。STATE OF ESCAPEの創業以来、二人でブランドを成長させてきた。ビジネスパートナーでありながらお互いを尊敬する親友という絆が、STATE OF ESCAPEの魅力を生んでいる
—グランドオープンを控えて、今どのようなお気持ちですか。
ブリジット:ずっと思い描いてきたオープンがようやく実現しました。何度もディスカッションを重ねて準備をし、ここまでたどり着きました。私たちにとっては、本当に大きな節目。とてもワクワクしています。
デズリー:少し緊張もしています。緊張感といっても、ワクワクするような高揚感ですよ。なんとしても成功させたい、という強い想いです。このフラッグシップストアは、STATE OF ESCAPEにとって、そしてブリジットと私にとっても、とても特別な場所なんです。
—世界初のストアを東京ミッドタウン日比谷にオープンする理由を教えてください。
ブリジット:STATE OF ESCAPEが日本に上陸して10年を迎えます。これまで多くのお客様に愛されてきましたが、自身のショップを構えることで、皆様に他のブランドにはないSTATE OF ESCAPEの世界観をより深く体感いただける空間が実現しました。それこそが、私たちにとって最も大きな価値だと考えています。
デズリー:東京の中でも、銀座、日比谷という実に美しく特別な環境の場所にフラッグシップストアを持つことは、ブランドにとっては本当に特別なこと。ここにはファッションや文化の要素が多く、訪れる方々にも、自然とブランドの世界観を感じていただける場所だと思います。
東京ミッドタウン日比谷にオープンした世界初の直営店。自然素材の木々や石などを贅沢に使ったナチュラルな空間がひと際目を引く。1階のメインエントランスに近くアクセスも良好。「円形がインテリアデザインのポイントです。ブランドの柔らかい印象を表現しています」とブリジット
—直営店だからこそ表現できるSTATE OF ESCAPEの世界観とは、どのようなものでしょうか。
ブリジット:直営店は、地域の方々と直接つながり、関係性を築いていける場になると考えています。STATE OF ESCAPEのファンの方々と実際に言葉を交わし、同じ空間を共有できることは、日本で長く愛されていく上で、大切なことだと思っています。そして、直接のコミュニケーションを通じて、私たちにとってもこの場所での在り方やこれからの展開について長期的な展望を持つことができます。こうした積み重ねが、ブランドへの信頼や共感につながっていくと思います。
デズリー:お客様にとっても、商品を手に取ってその質感や使い心地を確かめられることは、ブランドの変化を直に感じていただける体験になると思います。私たちが大切にしていることや、どのような価値をお届けしたいのかを発見していただける、そんなきっかけになるのではないかと思います。
ブリジット:ブランドの商品すべてをこの空間で実際に見ていただけるとともに、このショップのエネルギーも感じていただきたいです。実際に足を踏み入れることで、お客様自身の“STATE OF ESCAPE”を経験していただけるはず。心を解き放ちリラックスして、楽しんでいただければ。お客様ご自身の新しい発見の場になってほしいですね。
—日比谷店を通して、お客様にどのようなブランド体験を届けたいと考えていますか。
ブリジット:STATE OF ESCAPEのコレクションを、楽しみながらご覧いただける時間と空間にしたいですね。それぞれのアイテムがお客様のライフスタイルにどう馴染んでいくのか、どんな形やデザイン、色がご自身にしっくりくるのかを自由に探していただける場所であってほしいです。季節や流行に流されることなく、長年愛用していただける、というコンセプトを体感していただきたいと心から願っています。私たちは自信を持って質の高いアイテムをシドニーから送り出していますので、安心してずっとお使いできるご自身だけのアイテムを発見していただければと思います。
デズリー:お客様ご自身だけでなく、周りの大切な人との関係性を思い浮かべながら、アイテムを見ていただきたいと思います。たとえば、お友達や家族にプレゼントをするなら、いったいどのバッグが喜ばれるだろう、などと想像しながら店内をまわっていたくのも楽しい時間になると思います。そうした時間が、人との関わりやつながりを思い起こす素敵なきっかけになれれば嬉しいですね。
「ディスプレイする場所と光が、私たちの商品をより美しく映えるようにレイアウトされていて素晴らしいです」とデズリー。店内には日比谷店限定バッグをはじめ、すべてのコレクションがラインナップされている
—先ほどから、二人はSTATE OF ESCAPEの世界を”explore”(楽しむ、探し出す)とおっしゃっていますが、このストアは、本当にワクワクするような空間に仕上がっていますね。
ブリジット:まるでオアシスにいるような気分にさせてくれると思います。自然界にある要素、石や木などの自然素材を上手に取り込んでいますから。そこにモダンなインテリアもあるので、その対比がとても良いんです。オーストラリアのもみの木も使われていることで、私たちの故郷を思い起こさせてくれます。それから照明も自然に近いものを使っているので、私たちのバッグを実際に持って外を歩いたときにどんな風に映り感じるのかを体感していただけると思います。
デズリー:ショップのデザインは、ブリジットがすべて考えたんですよ。ディテールまでこだわったので、とても時間がかかってしまいましたが(笑)。ですが、とてもリラックスしながら心地良い時間を過ごしていただける場所になっていると思います。
—ブランドにおいて、ブリジットがデザインをデズリーがビジネスサイドを担当しています。二人ともシドニー出身ですが、もともと「ママ友」だったそうですね。
ブリジット:私たちは一緒に仕事をするようになって、12、3年が経ちます。子どもたちも同じ年ごろで、友達同士でもあることは本当に幸運としか言いようがありません。私たちはライフスタイルも似ているし、これまで一緒に乗り越えてきたことも多くて、何でも二人で分かち合いながらやってきました。問題がある場合は協力して解決してきましたし、多くの時間を共にすごし、一緒に旅もしてきました。お互いを尊敬し合っていることが今の成功に結び付いているのだと思います。
デズリー:お互いに尊敬し合っていて、それぞれのゴールと友情の上にビジネスが成り立っていますし、一緒に成長もしてきました。個人的にも仕事上でも本当に信頼して尊敬していますからね。そして、とても多くの共通点がありますので、一緒に過ごす時間はいつも楽しいですしお互いをリスペクトすることで、仕事とプライベートのバランスをうまく保つことができています。今ブリジットはニューヨーク、私はシンガポールに住んでいるので、以前ほど頻繁に会うことはなくなりましたが、会えば一瞬でお互いをわかり合えます。
—とても、素敵な関係ですね。二人の絆やライフスタイルがSTATE OF ESCAPEにも反映されているのでしょうね。
ブリジット:STATE OF ESCAPEのコレクションはずっと同じデザインではなく、そのときの私たちの状況やステージによって変わってきています。常に私たちと共にあり、二人の関係性の中で生まれています。それがお互いに与え合っている影響の一つだと思います。それから二人の働き方も似ていて、このビジネスを絶対に成功させたい、という強い信念をずっと共有してきました。だからこそ、考えていることはいつもオープンに相手に伝え合っています。
「今後10年でコレクションをもっと広げていきたいですね。新しいバッグやカテゴリーと素材をマーケットにもたらしていきたい」と情熱的に語るブリジット。「私たちがシドニーでこのビジネスを立ち上げたときは、時間を忘れて話し合い、ビジネスを成功させるためにすべての行動も共にしました。これからも特別な関わり合いと友情は続きます」とデズリー。二人のバッグづくりへの熱い想いは絶えることはない
デズリー:ビジネスを本格化するにあたり、私たちは本当にたくさんの旅を一緒にしてきました。そこで様々な経験を重ねて、それをお客様との関わりや商品にいかに反映することができるかをいつも話し合ってきました。お互いを知れば知るほどリスペクトする気持ちも強くなり、周りからはまるで夫婦のようだと冗談を言われることもありますよ(笑)。でも、そうした関係が私たちのパワーにつながり、喜びにつながっています。お互いの存在なしには今の私たちは考えられません。
—なるほど、STATE OF ESCAPEは二人がいたから生み出せたのですね。ちなみにお互いをどのような性格だと思っていますか。
ブリジット:デズリーは粘り強く、論理的で、決してあきらめない人。そして、すごく楽観的。何か始めるときもいつもとてもポジティブな言葉をかけてくれます。ビジネスを維持していく際には、外からはネガティブな声が聞こえてくるときもありますが、そんなときでも彼女はいつもポジティブで、私を奮い立たせてくれる存在なんです。
デズリー:ブリジットは類まれな才能と確かな審美眼を持っています。心があたたかく、懐も深く、いつもオープンに話してくれる人です。そしてとにかく何か特別なものを生みだすのに必要な情熱とエネルギーにあふれています。細かなところによく気がついて、デザインを考える時などは、私には気づけないところまで目がいき届いて、教えてもらうことも本当に多いですね。
—二人の話から、STATE OF ESCAPEの魅力が改めてよくわかりました。最後に日比谷店を訪れる日本のお客様へ、メッセージをお願いできますか。
ブリジット:本当に大歓迎いたします。STATE OF ESCAPEの世界を心ゆくまでお楽しみください。アイテムそのものだけではなく、それを日常の中で持つ喜びや、心地よさも感じていただけたら嬉しいです。10年間このブランドを支えてくださったことに心から感謝し、その想いに応えられるようこれからも良いバッグを生み出していくことをお約束します。
デズリー:ぜひショップに足を運び、新しいコレクションとの出会いを楽しんでいただけたら嬉しいです。そしてスタッフとの会話もぜひ楽しんでください。まだまだお客様の知らないブランドの魅力がありますので、それに触れていただきたいと思います。そしてここが皆様にとって、ブランドのコミュニティを感じられる場所となり、自分の家のように心からくつろげる場所になれば。そして、何度もここに帰ってきたくなるような存在でありたいと思っています。
—どうも、ありがとうございました。
「いつでも歓迎されていることを感じてほしいですし、リラックスしてほしいです。落ち着いて過ごしつつ、ショップを楽しんでほしいです」(ブリジット)。「お客様にとってリラックスできる場所であってほしいです。この空間を十分に楽しんでいただけたら」(デズリー)
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